無料や格安エステに悪徳エステが多い理由~後を絶たないエステトラブル

後を絶たないエステトラブル

今に始まったことではないエステの契約トラブルですが、エステの手口が巧妙化していることもあると思いますが、一番の要因は安易に契約してしまう人が多いからではないでしょうか。

しかし「美しくありたい」という事は、女性だったら誰しも少なからずは思う事だと思います。

  • スタイル?
  • ツヤツヤした肌?
  • セクシーなバスト?
  • モデルのようなルックス?

私が女性だったらどれも実現したいし、美というものは際限がないと思います。

お金さえあれば、いくらでも使うことができる気がします。

なぜこうもトラブルが絶えないでのかと少し考えてみました。

目次

無料や格安エステに悪徳エステが多いのはなぜ?

無料や格安、限定をうたってお客さんを誘い出しておいて、結局は高額な契約を求めるのはいかがなものでしょうか?

そもそも無料や格安でエステサービスをしておいて、それだけで終わってしまったらお店の経営は成り立ちません。
当然、別途のエステ契約を結ぶ必要が出てきます。

仮に契約を結ぶ事ができても、簡単に途中解約されてしまったら、同じく経営は成り立ちません。
ですが、それが途中解約できない理由にはなりえません。

なので、そもそも無料や格安でお客さんを誘う行為自体が、自分たちを悪徳エステになり下げさせているのだと思います。

確かに通常の料金をかかげて待ち状態だとお客さんは少なくなってしまうかもしれません。

しかし、それで存続できないお店は世間からは必要とされていないのだと思います。

後を絶たないエステトラブル~ただほど危険なものはなし

しかし、不思議なのは、ほとんどの広告が0円。または100円とか。

お金がかからないならやってみようかな?
なんて思うかもしれませんね。

そういう私も過去にネットで予約したことがありました。

エステの会社が広告を実施するには、多額の金額が必要になります。
そのお金はどこから捻出されるのでしょうか?

もちろん私たちが契約したりするお金からです。

0円でどうやって?と思うかもしれませんが、冷静に考えてみれば、会社の上司や、親友じゃないのに0円で何かサービスをしてくれるわけがありませんよね。

安価なのは店に誘い出すきっかけにすぎません。

実際にこのようなニュースがありました。
大手が傘下医院で高額施術 解約応じず 国調査へ<yahoo!ニュース>

この大手エステグループは痩身(そうしん)マッサージについて「各店先着50人限定で80%オフ」と広告を掲げていたようです。
結局160万円も支払ってしまったそうです。

医院での医療行為はクーリングオフ対象外だが、エステでの施術と同様の内容が継続する場合について消費者庁幹部は「同一サービスによる脱法行為とみなされる可能性がある」と指摘する。この医院は契約書で「解約は認められていない」と記しており、解約逃れ行為と判断されれば特商法違反になる。

医院であればクーリングオフに応じる義務がなくなります。

しかし上記の通り「エステの施術と同様の内容であれば、それはエステと同一のサービスとみなしますよ」という内容ですね。

さすが大手、巧妙です。取材質問に対しても問答が用意されていたようで、開きなおっています。大手エステでも安心できませんね。

私がエステを予約したときは、脱毛だったような気がします。
しかしその後にネットで評判などを調べると、次々と良くない情報が見つかったのでキャンセルしました。

良くない評判の中には「巧みなトークで契約させられてしまう」という内容が多くありました。

けっこうな無防備状態のまま何時間も営業トークを聞かされると、冷静に判断ができなくなって、「もういいか」とか思ってしまうようです。

契約に応じないと舌打ちされたり、わざと聞こえるように隣の部屋で文句を言われたり。

しまいには担当が入れ替わり立ち替わり、なかなか帰してくれないとか、向こうもゼロ円で終わる訳にはいかないので必死みたいですね。

そんな恐ろしい場所、絶対行きたくありません。

エステ業界のトラブルは今に始まった事ではない

エステ業界のトラブルは今に始まった事ではないため、継続的にサービスを提供するエステは、特定商取引法でクーリングオフや中途解約に応じる義務があります。

美容医療の境界 後絶たぬ違法営業<毎日新聞>

なくならない脱毛施術による危害<国民生活センター>

もちろん自分がしっかりしていれば、被害に会うことはないかもしれませんが、絶対その場ではサインせずに書類は絶対に持ち帰ってください。
(書類を持ち帰らせないエステはかなり危険です)

そして契約書の内容はしっかりと熟読して確認してください。確認する際は、標準契約書と比較すると良いと思います。

標準契約書として、こちらで特定商取引法に準拠した、エステティックサロン認証基準適合書面のサンプルを確認することができます。<日本エステティック機構

せめて以下の五か条は厳守してください。

  1. 口コミなどの評判をネットで調べる
  2. しつこい営業は断固断る。
  3. 契約書は持ち帰って確認する。
  4. 納得できない事が少しでもあったら解約。
  5. 怪しい事や疑問点があったら、すぐに国民生活センターに聞く!

<国民生活センター>エステの契約をする前の注意点
契約する前に施術内容については、施術の期間、効果の程度や痛みなどの合併症のほか、
副作用があった場合の治療費用の負担、契約期間延長、施術担当者の変更の場合の対応についても説明を受け、
書面で確認の上契約する。契約はトラブルが発生したらすぐ止められるようにローンは避け、
中途解約ができ、解約手数料の最高限度額などが明記された標準契約書を取り交わすようにする。

脱毛エステでトラブルが起きたら
脱毛施術で被害が生じたら、無理をして続けないこと
(そのためにも標準契約書を取り交わしておくことが必要である)。
危害が起きた場合は、すぐ医師の診察を受け、診断書をもらっておく。

脱毛エステの返金に関する紛争(1)<国民生活センター>
脱毛エステの返金に関する紛争(2)<国民生活センター>
脱毛エステの返金に関する紛争(3)<国民生活センター>

国民生活センターの過去データによると、脱毛の場合の平均契約金額は
604,455円で、最低は 4,000円、最高は300万円<国民生活センター>でした。

政府広報オンライン:美容医療サービスの消費者トラブルサービスを受ける前に確認したいポイント

かなり高額な金額ですね。もちろん中にはしっかりしたエステもあると思います。

私はどこも利用したことないので何とも言えませんが、0円や異常に安いところは疑ってください。
有料は大丈夫というわけではありませんが、、、

エステ店員の営業スキル

大抵のエステサービスは、複数回来店する必要があると思います。

例えば毎週の様に通って2ヶ月後、自分の担当者が「自信をもってオススメします」と別のエステコースを案内してきたとします。

キッパリと断ることができそうですか?

エステ店員の営業トークその1

まずはお客の値踏みです。どんなお店でもしている事かもしれませんが、アンケートなどは最低限の内容しかありません。

以下のような重要な内容を、回を重ねるごとに聞き出していきます。

  • 職業:学歴や職業、勤続年数や職場でのポジションなど
    「お仕事はお忙しいのですか?」「どんなお仕事をされているのですか?」など、自然な会話から始まります。
  • 家族構成:一人暮らしか家族同居か、両親は健在かまだ働いているか、自分は子持ちか、子供は何歳かなど
  • 生活環境:持ち家か賃貸か、旅行にはよく行くか、旅行はどこに行くか、乗っている車の車種など
  • 収入額:分割ローンの審査を理由に直接聞いてくる場合があります
  • 貯金額や自由に使える金額:その他には株やFX、投資信託をしているかなど聞かれる可能性があります
  • 美容にかけるお金:美容関係の製品を買ったことがあるか、どういった製品だったか等
  • スポーツや趣味:ジムに通っているか、英語や習い事など何か趣味を持っているか
  • ファッション:好きなブランドなど
  • エステ歴:当然過去のエステ歴やその内容は細かく聞かれます

今現在、貯金がなくて収入もなければ、さすがにそれほどしつこくは営業してこないと思います。

しかし例えば学生でも、アルバイトの収入が少しでもあれば話は別です。

また悪徳エステの場合ですが、審査用紙の記入欄で学生なのに自営業やフリーターにさせられたり、毎月の収入額も実際の額より高く変更を勧められる場合があるかもしれません。

特に自社ローンの場合は審査があまいので、普通だったら通らないような審査も簡単に通ってしまいます。

そういったエステは、収入がわずかでも怒涛のごとく営業してくるかもしれません。

エステ店員の営業トークその2

契約申し込みが頻繁にあるように装います。

高額な契約がそうそうに発生するわけはありませんが、「先日も契約した」とか「今日契約があった」とか、「このサービスは施術できるスタッフが少ないから残り1名だけ」とか「殆どのお客様が申し込むんですが、申し込まなくていいのですか?」などと当然も装います。

高額だけど皆んな契約しているなら私も、、などと思ってしまうかもしれません。

エステ店員の営業トークその3

存在するか分からない他のお客を引き合いに出す。

「そのお客様は〜を契約されたんですが、さらに綺麗になられました。私も女性として尊敬しちゃいます。」

「お客様も十分綺麗ですが、さらに綺麗になれると思いますよ!」
と持ち上げたりもありそうです。

エステ店員の営業トークその4

その女性が求めているものを探ります。これは当然かもしれません。

男のためにエステをしたいのか、自分を磨きたいのか、さらには、どの様に変わりたいのかなど、お客が求めているものをさぐります。

求めているものが分かれば、あとはオススメのサービスを紹介すれば成約率UPですね。

エステ店員の営業トークその5

営業トークは相手に合わせて様々な態度や手法でしてくると思いますが、雰囲気作りも重要です。

とりあえず接客やエステのサービスは超丁寧にしてくると思います。

部屋はリラックスできる薄暗さでキャンドルなどがあったり、そしてアロマな香りを漂わせ、リラックスできるクラシックが流れているかもしれません。

贅沢でセレブな雰囲気です。少し勘違いしてもおかしくありません。

例えば、着飾って高級レストランに行ったら、シェフがテーブルに来てオススメのフルコースを案内してくれました。
オススメされたコースは5万円で予算は1万円だったけど、クレジットカードがあったから注文しちゃった、みたいな感じでしょうか。

エステ店員もいきなり高額な契約を営業してきたりはしません。
エステとは関係ない会話や普通の会話を繰り返して、二人の関係を築こうとします。

何度かお店に行って、二人の関係が良くなったら、「その5」の雰囲気で営業トーク開始です。

「長い間すごく丁寧にしてもらったから」とか「この人がそこまでオススメするなら」とか「ガッカリさせたくないから」とか、最初だったら絶対思わない事を思ってしまうかもしれません。

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