脳科学で子どもの”やる気”を引き出すコツ

benkyo

我が家の息子が小学生になってはや2ヶ月。
ほぼ毎日、宿題を持ち帰るようになりました。
「宿題してね」
「まだやってないの!?」
「いいかげん早くやりなさい!」
そんなうるさい母の小言にげんなりしつつも、ようやくドリルのページを開いた・・・と思ったらまた机に突っ伏してみたり。
なかなかはかどりません。というか、始められさえしません・・・
まあ、大人だってそうですが、やる気のないところにいくらガミガミしつこく言われたからって早々に始められるわけはありませんよね。
かといってこれといった手立てもなく、「もうゲームやらせないよ!?」なんて半ば強制的に宿題に向かわせるという嫌な空気に。
これじゃあ、親も子も毎日ストレスが溜まるいっぽうです。
そこで少し調べてみました。

”やる気スイッチ”って本当にあるらしい

某CMでもよく流されていた”やる気スイッチ”。
実は、人間のの中には本当に”やる気スイッチ”が存在しているって知っていましたか?
その名も「線条体(せんじょうたい)」。
いわば人間が運動をおこしたり、何かをしようするタイミングを決める働きがあるものだとか。
この「線条体」の働きを活性化することによって、脳科学的に子どものやる気を引き出せることがわかってきたようです。

やる気スイッチの押し方

じゃあどうすればやる気を引き出せるのか。
いくつかあるうちの簡単に真似できそうなものを集めてみました。

①プチ成功体験を積む「やったね」作戦

例えば、宿題を始める前に手描きでも良いので「2+3」「1+5」「4+6」などの単純な計算問題を5つほどやらせてみるのだそう。
ポイントは、その子がちょっと考えればすぐできるような簡単な問題であること。

そしてやり終えたら、かならず褒めながら大きな花丸1つずつつけて、100点満点と書いてあげるのです。
この小さな成功体験で達成感が得られると、「線条体」が刺激され”やる気スイッチ”が「ON」に。
「じゃあ、ついでに宿題もやっちゃおうか」と促すと、割とスムーズに取り組めるのだそう。
計算問題だけでなく、ピースが大きめの簡単なパズルでも同じような効果が得られるようなので、織り交ぜながら試してみても良いかもしれません。

②体を動かす「バタバタ」作戦

また、体を動かし、呼吸を早めることでも「今やる気が出てる?」と脳に錯覚させることができるのだと言います。
たとえば体を動かすのが得意な子であれば体操や簡単なダンスでも良いですし、手足をバタバタするだけでも効果があるのだとか。
また、似たようなこととして「力強いポーズをとる」というのも有効だそう。
実際に、取り組み前にこの動きを導入したお相撲さんもいるというので、効果が期待できそうな気がします。

③ポジティブな言葉を使った「ほめほめ」作戦

線条体は、褒め言葉に反応して活性化します。
たとえば「やろうと思っているだけでもエライ!」とか、子どもの小さなことも見逃さず、意識的に前向きな言葉褒め言葉をかけることも有効だと言えそうです。

ご褒美をチラつかせて引き出すやる気は「危険」

「テストで100点取ったら好きなゲームを買ってあげるね」なんてよく言ってしまいがちですが、実はこれは脳科学的にみると非常にNGなんだそう。
アンダーマイニング効果」と呼ばれる現象で、ご褒美(ゲームやおもちゃ)を期待させることで一時的に強いやる気は出るものの、次のテストで何のご褒美もないことがわかると、元々あった小さなやる気さえも消え、むしろ前よりも勉強しなくなってしまうのだとか。
つまり一度報酬を与えて生まれたやる気は、それを与え続けないと維持するのが難しいというわけです。

最も良いのは、先に挙げたように勉強や宿題などの「課題」に対して”やる気”を起こせるようにすること。

子どもへはもちろん、「仕事がどうも捗らない」などという大人にも通用するそうなので、自分でも試してみると良いかもしれませんね。