飲食店の小便器にある氷は、様々な良い効果が狙いだった

飲食店の小便器にある氷は、様々な良い効果が狙いだった

女性は見たことがないかもしれないが、男性は飲食店や公衆トイレの小便器に氷を見たことがないだろうか。

なんで氷が?と不思議に思いつつ、「溶かす」事を楽しんだものだが、実は氷には消臭効果があった。

小便の悪臭元はアンモニアだが、アンモニアは氷に触れると冷却され、 悪臭が抑制されるという。

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消臭効果以外にも恩恵あり

消臭効果以外にも恩恵あり

また小便器の場合は、狙いを外す輩によって、汚れが発生してしまうもの。

しかし氷を置くと、命中率(精度)が全体的に高まり、結果汚れが発生しにくくなるという。

氷がゆえに、夏の暑い時期には寿命も短いだろうが、冬場や空調の効いた公衆トイレであれば、導入?する余地もあるかもしれない、、、

消臭ビーズは枯れ果てても水分があれば元の姿に。見た目はゼリー、誤飲注意

飲食店のトイレに置いてある一般的な消臭ビーズは、空気に触れると小さくなり、数週間で直径2〜3mmの固形物になる。

この状態になると消臭効果はゼロとなり、商品としての寿命を迎える。

しかしこの状態になっても、水に浸すと姿だけは大きくなる。
あの枯れ果てた状態からまたプルプルになるのだから驚きだ。

変幻自在の秘密は『高吸水性ポリマー』で、水分さえあれば、数百倍にも大きくなるという。

実際に試したところ、1〜2時間で2倍程度に大きくなった。

高吸水性ポリマーの正体

水を大量に吸収する成分は『ポリアクリル酸ナトリウム』だそう。

体に有毒と思いきや、毒性は極めて低く、食品の添加物にも使われているとのこと。
紙おむつや、土嚢としても活用されている。

※出典<ポリアクリル酸ナトリウムの毒性試験の概要

消臭アイテムとしても無限に使用できる?

大きさが元に戻るなら消臭効果も回復?
と期待してしまうが、そうは問屋が卸さないようです。

消臭ビーズを製造する段階では、水分にアミノ酸系などの消臭成分が含まれる。
この消臭成分が悪臭をキャッチし消臭してくれるのだ。

消臭と同時に消臭成分も無くなるので、最終的に消臭成分は全て無くなってしまう。その状態で水分を足しても、それはただの水の塊ということに。

子どもがグミやゼリーと間違えて誤飲する事故

消臭ビーズは玄関の靴箱や、トイレなど匂いの気になる場所に置くが、子どもの手が届く場所に置くと、誤飲の原因になるので注意が必要だ。

子どもの場合、見た目が『食べられそう』『おいしそう』と感じたら、興味本位でまずは口に入れてしまう。

もしも誤飲してしまえば、体内で水分を含んだポリマーが、急速に大きくなってしまうのだ。

数日後に肥大した状態で便と一緒に出てきたケースもあるようだが、いつになっても排出されず
手術に至ったケースもあるという。

その時、体内から取り出されたのは、20倍以上に大きくなったビーズだったというから驚きだ。

こんなに大きくなったら、胃から出るのは不可能かも。
もし胃から下に降りたとしても、途中で大きくなってしまったら、もっと大変な事になっていたかもしれない。

万一誤飲してしまったら、すぐに救急に電話した方が良さそうだ。

消臭ビーズはプラスッチックゴミ

問題ないと思って、洗面所や台所から流してしまうと、配管の途中で肥大して詰まったら大変。

運良く川までたどり着けても、川や海には巨大ビーズが漂うことに。

あれ、よく見るとプラスッチックゴミの表記、、、
大変失礼しました。以後厳重に注意します。

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