電車やバスなどの公共交通機関でのベビーカーの利用をめぐる論争は度々ネットを賑わせています。
ベビーカーで電車に乗ることはもちろん、それを「たたむ」「たたまない」でもベビーカー利用者とその他乗客との言い分があり、なかなか折り合いをつけるのは難しそうです。
<産経デジタル>「ベビーカーの鉄道利用理解進まず? 国推奨「たたまずOK」掲示少なく
実は国では、電車やバスなどを利用する際、
「安全に気をつければ、電車やバスではベビーカーを畳まずに乗ってOK」と、
”折りたたまずに”乗ることを推奨しているのをご存知ですか?
平成26年の3月からルール化され、啓発用の統一マークもつくって鉄道各社に掲示を促しているのです。
しかし、今年1月28日に内閣府が発表した調査ではこのマークを知らないという人は45.9%。
結局のところ、近畿日本鉄道や京阪電気鉄道などは掲示しておらず、
掲示している鉄道でも大々的な周知活動をしているとは言い難い状況のようです。
ベビーカーはどうしてダメ!?
ベビーカー利用について国土交通省ホットラインステーションに寄せられた
一般利用者(ベビーカー利用者以外)からの声を拾ってみました。すると
「ベビーカーが乗車口を塞いでいて邪魔」
「外出を促すなら抱っこひも・おんぶひもを推奨してほしい」
など、なかなか厳しい意見が並んでいます。
正直、今まさに子育てをしている身からすると「ん〜?それってどうなの」と
思ってしまう意見もちらほら見受けられました。
筆者は子供は抱っこしつつ、ベビーカーに大量の荷物を置くというパターンが多いかも。
でもベビーカー否定派からするとこれもダメ?
まあ、確かに満員電車でベビーカーがどーんと場所を取っていたら目立ちますし、
「邪魔」と言いたくなる気持ちもわかります。
許せる気持ちがもてたら
もちろん、マナーを守ること、そして周囲への気配りは大切です。
ただ、それは赤ちゃん連れに限ったことではありません。
学生であっても社会人であっても、また高齢者でもハンディキャップを持つ人であっても
公共の場では他者への配慮が求められて当然です。
でも個人的には、そんな中でも自分よりちょっと大変そうだなと思う人にはほんの
少しでも優しくできたり、また許せる気持ちがもてたらいいなと思っています。
で、やっぱり子育て中な身としては「ベビーカーで乗車するのが普通」な
世の中になって欲しいなあ、と思うのでした。
by Toshie.N