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横長のマンションやビルの方へ
地震が発生すると、一戸建てに比べマンションやビルはどうしても揺れが大きくなってしまいます。
例えば以下のような横長のマンションでは、
A方向とB方向では、どちらの方向が揺れやすいと思いますか?
少し簡単だったかもしれませんが、
答えはAです。
ティッシュ箱を立てていただければ、簡単に実感できると思います。
正方形に近いマンションでしたら、AとB両方向とも同程度の揺れだと思います。
(※地震には指向性があるので、必ずしもこの限りではありません)
揺れに弱い方向に対応して家具を配置
上画像の1号室と2号室では、棚(青色)と液晶テレビ(赤色)が置いてあります。
地震に強い配置はどちらの部屋でしょうか?
答えは2号室です。
建物はAの方向に大きく揺れる可能性があるので、
その方向に対して揺れにくい向きで家具を配置すると良いと思います。
3.11の大地震では、私の住むマンションでも被害に差がありました。
私の家ではたまたま2号室のようにテレビを置いていたので、倒れることはありませんでした(補強等もしてません)。
同じマンションでも1号室のようにテレビを配置していた知人は、テレビが倒れ壊れてしまいました。
マンションに限らず高層ビルの会社の場合などでも、家具や棚などの向きを変えるだけで、だいぶ被害を軽減できるかもしれません。
向きを変えて、さらに家具転倒防止棒などの地震対策を講じられると、より効果的だと思います。