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千葉県流山市の小中の組体操すべて取りやめ
今年4月から、千葉県流山市立の
小学校・中学校で運動会や体育祭での
組体操がすべて取りやめになった。
公立小中学校が一斉に中止するのは
全国で初めてだとか。
千葉県柏市も廃止の方向を決めるなど、
この流れは全国各地の自治体に広がりをみせそうです。
ネットで組体操反対派、賛成派の意見を拾ってみました。
反対派
・軍隊みたいで嫌い
・忍耐云々ではなく、やはり安全第一だと思う
・運動が苦手な子どもにとって心の傷がものすごい
・保護者への見世物的な要素が強いのでは。
賛成派
・子どもは組体操が「あこがれ」。そのあこがれを奪うのはかわいそう。
・全面禁止にしなくても、高さ制限だけでいいのでは?
・「チームがまとまる」という経験ができて絆が生まれる。
・我が子の成長を感じられる
・百聞は一見にしかず。危険を体で覚えるには、体が軽いうちの方が良い
「6年生の組体操がかっこよかったです」
ちなみに、我が家の長女の小学校でも組体操はあります。
9段、10段というような高さではない、
比較的小ぶりだったように思いますが、
それでも完成後は歓声があがっていました。
そして、運動会を終えての長女の作文の一文が
「6年生の組体操がかっこよかったです」でした。
当時まだ低学年だった娘にとって、
年上で体も大きい6年生が織りなす組体操は、
衝撃的だったんでしょう。
「子どもなのにこんなことできるんだ、凄い!!さすが6年生!」
みたいな。
ただ、母親としては、
大怪我や万一のこともあるかもしれないという
リスクを抱えてまでやることかなとやはり心配が先立ちます。
「そんなリスク、バスケや野球にだってあるよ」
という意見もあるかもしれませんが、
バスケや野球はクラブでやるにしても
それこそボールに慣れるところから
少しずつ時間をかけて覚えていくものですよね。
でも組体操って運動会に向けて数ヶ月か、
学校によっては数週間練習するだけだとか。
それで披露するまでに仕上げるには
ちょっとレベルが高い競技な気がしてしまいます。
しかも実際にそのリスクを負うのは、
学校や教師から「やれ」と言われれば
拒否できない立場の子供たち。
なにも感動や絆を「組体操」だけに
求めなくてもよいのでは、と思うのです。
大事なのは披露までの努力の過程
応援合戦だって、リレーだって、
みんなでその日に向かって一生懸命練習を重ねれば、
絆は生まれるし、成長だってできる。
大切なのはその日に向かって
どれだけ力をあわせて努力してきたか。
そしてその一生懸命さは、
近くにいる親が一番よくわかっていると思うのです。
そんななかで運動会を迎えれば、
涙なしには見られません。
学校側も、運動会や体育祭のプログラムは
基本例年通りなんじゃないかなと思います。
一般企業だってなかなか例年ある行事や
慣行を見直すってこと、意外としませんよね。
学校の先生だって年々入れ替えがあるし、
企業だって人の出入りがあるなかで、
誰かが声をあげないと「例年通り」で
そのままいくという状況はわかります。
そろそろ、「組体操」に関しては
検討する時期に来ているんじゃないかなと思います。