降雪量の多い都道府県の地価を全国的に比較すると安価
降雪量の多い11都道府県の内、9つが全国地価の平均以下です。

降雪量の多い地域
12位 宮城県
22位 岐阜県
27位 富山県
32位 新潟県
33位 群馬県
35位 北海道
40位 岩手県
42位 福島県
45位 山形県
46位 青森県
47位 秋田県
<日本の降雪量の多い地域(国土交通省)>
<2015全国地価ランキング>
地価が安いので同じ価格帯の物件を比べるとグレードの高いマンションが多くなるはずです。
しかし歴然としたグレードの差はありません。
というのも雪国でマンションを建てると、雪に対する様々な追加費用が発生してしまうのです。
主なものは
- 部屋の断熱構造(壁の断熱材や窓の二重サッシなど)
- 防雪構造の共用廊下(都内のように吹きっさらし廊下は存在しません。ちょっとした高級感があります)
- 屋上の耐雪構造(凍ってしまうので貯水タンクも屋上ではなく室内にあります)
- 通常階段も吹きっさらしはありません。
- 給水器具、排水器具、温水機器、空気調和機、ポンプ、タンク、配管、監視カメラ
- 防雪構造の駐輪場(1階が駐車場の場合が多いです)
- 温水スプリンクラー、ヒーター、雪除けなどの設置
- 居住後の管理費や修繕積立費も割高です
以上のように土地代が安くても多くの費用が発生してしまいます。
もし地方でグレードの高いマンションをお探しの場合は、北国よりは南国をオススメします。