ミニストップのお知らせによると、
同コンビニは千葉市をはじめに、全国の2245店舗から成人誌(エロ本)を撤去するようです。
ミニストップ株式会社(本社:千葉県千葉市代表取締役社長:藤本明裕、以下:ミニストップ)は、国内のミニストップ全店(2017年10月末現在:2,245店)にて成人誌の取り扱いを中止いたします。日本の総人口が減少に転じる中、女性がコンビニエンスストアを利用する機会が増えてきております。当社においても中食・内食商品の強化やWAONPOINTカードの導入など、女性にとってもより利便性の高いコンビニエンスストアへの変化を進めております。これらの取り組みの一環として、かねてより成人誌の陳列対策に取り組まれていた千葉市からの働きかけをきっかけとして、千葉市および国内全店舗で成人誌の取り扱いを中止する判断をいたしました。今後も社会インフラであるコンビニエンスストアの使命として、お客さまのライフスタイルや志向の変化に対応し、お客さまの誰もが安心してご利用いただける店舗を実現してまいります。
【今後のスケジュール】
・2017年12月1日(金)より千葉市内のミニストップ店舗にて取り扱い中止
・2018年1月1日(月)より全国のミニストップ店舗にて取り扱い中止
時代のライフスタイルに合わせたコンビニの変化
かつてのコンビニにとって雑誌や書籍は欠かせない商品でした。
全体の雑誌書籍の売り場面積に対して、成人誌の売り場面積の広さを見れば想像がつくと思いますが、成人誌はそれだけ売れる商品でした。
それが今は成人誌に関係なく、雑誌書籍全体の売り上げが年々下がっています。
そこでいち早くミニストップが動いたのかもしれません。
もはや売れない成人誌を置いて、女性客や子供連れ客を遠のかせる理由はどこにもないのだと思います。
大手3社は静観か追従か
直近の10月コンビニ業界既存店の売り上げは、前年比1.8%減で5カ月連続のマイナスでした<日本フランチャイズチェーン>。
いくら売れなくなってきた成人誌とはいえ、2000店舗以上の店舗から完全撤去するのはかなりの決断だったと思います。
業界4位のミニストップですが、今回の成人誌撤去でクリーンなイメージを強く打ち出すことができると思います。
4位の規模だからこそ小回りが効いたのかもしれませんが、他の大手のコンビニ3社も同様の判断を迫られそうです。