前回、核攻撃に対する対処方法をまとめてみましたが、
避難する時間が本当にあるのか不安になったので、
さらにリアルに避難をイメージしてみました。
核攻撃の可能性
最初に北朝鮮に核攻撃される可能性を少し考えたいと思います。
アメリカが開戦した場合、最初の攻撃目標には「金正恩」と「核施設」が含まれると思います。
しかし「金正恩」の方は、開戦となればすぐに身を潜めてしまうと思うので、簡単には攻撃できないと思います。
ですので少なくとも核施設は必ず抑える必要があると思います。
しかし北朝鮮に核ミサイルを発射できる施設や兵器は無数にあります(地図蔵より)。
移動式のミサイルもありますし、同時に全ての核兵器を完全に抑えるのはかなり難しいと思われます。
日本の迎撃システム
万が一発射されてしまったとしても、日本には「SM-3」と「PAC-3」という
二種類の迎撃システムがあるようです(平成28年度防衛白書より)。
高い迎撃精度はあるのですが、完全に迎撃できるとは限らないようです。
結局は核攻撃されてしまう可能性はどのくらいなのでしょうか?
確率的には低いのかもしれませんが、1発でも爆発してしまったら大惨事です。
ですが不安に怯えるのではなく、対処方法や避難イメージをしっかりともって、
これまで通りの生活を続けたいと思っています。
リアルな避難イメージ
私が考えていた避難イメージや対処方法は前回記載した通りですが、
さらにリアルに避難をイメージをしてみました。
もし北朝鮮が核攻撃する場合の攻撃目標は、韓国、アメリカ、日本になると思います。
元幹部を対空砲で処刑するくらいですから、いざというときは
躊躇なくソウルや東京、沖縄を狙ってくる可能性があります。
東京の場合は霞が関や国会議事堂あたりでしょうか?もしそうだった場合、
私の会社との直線距離は約35kmしかありません。(直線距離はグーグルマップ計測できます)
音速の速度は1225kmくらいだそうです。
爆発後の衝撃派はどのくらいで到達するのでしょうか?
このサイトで調べてみました→距離・速度・時間を計算
1分40秒でした。
津波の速度は3.11のときで約115kmだったそうです。
会社と霞が関の間には東京湾があるので間違いなく津波は来ると思います。
会社は海近くですが平野部なので、 津波の高さは高くても建物の5~7階程度でしょうか。
115kmの速さで距離35kmの場合、18分15秒で到達するようです。
霞が関と会社の間には陸地もあるので、津波の到達はさらに早くなる可能性があります。
避難を再考しました
個人的にですが、正直Jアラートはあてにしていません。
Jアラートが着弾までの時間を正確に教えてくれるなら良いのですが、、、
会社から近くの避難先(ポートタウン)に避難するのに必要な時間は約4分です。
東京の霞が関で爆発した場合で千葉市の会社にいた場合
Jアラートが鳴った場合 | Jアラートが鳴らなかった場合 |
熱線:爆発と同時に到達 避難には4分を要するので、避難中に爆発する可能性があります。 爆心地から約35km離れているので熱線の温度はある程度は低くなると思います。地面に伏せることで致命傷は避けられるかもしれません(または身を屈めて物陰や建物に隠れたり)。 あとは衣服着火の可能性があります。 爆風:爆発後約1分40秒で到達 爆発時の熱線から逃れるために約40秒地面に伏せていたとします。その場合、残された避難時間は1分です。 避難コースの中間地点にいた場合、避難先にも会社にも移動する時間が足りません。 爆風も熱線同様にかなり破壊力は低く鳴っていると思われます。しかし避難が間に合わなかった場合は、熱線のときと同じように地面に伏せるか、身を屈めて物陰や建物に隠れたいと思います。 津波:爆発後、約15分で到達 避難する時間はありそうです。 | 熱線:会社にいれば大丈夫そうです。ただし窓の近くなどで熱を感じた場合は、 素早く伏せるか、何かに隠れたいと思います。 爆風:1分40秒しかないので、これから外に出て避難する時間はありません。窓のない部屋や、爆発のあった方角とは反対側の部屋に移動して床に伏せたりしたいと思います。トイレやバスルームなどでも。 津波:避難する時間はありますが、津波でマンションが倒壊することはない思うので、そのまま留まりたいと思います。 |
東京の霞が関で爆発した場合で、千葉市の会社にいた場合のまとめ
Jアラートが鳴っても着弾(爆発)までの残り時間が分からないので、
避難中に爆発してしまう可能性が高いことが分かります。そのリスクをおかして避難するよりは、
むしろ避難せずにマンションに留まった方が安全そうです。
もちろん会社のマンションが倒壊する可能性もゼロではありません。
しかし避難するよりは、生存できる確率が高いと思いました。
東京の霞が関で爆発した場合で、東京の丸の内に出かけていた場合
Jアラートが鳴った場合 | Jアラートが鳴らなかった場合 |
熱線:爆発と同時に到達 都心であれば、地下鉄駅をはじめ地下のある建物が多くあります。ビルの上などにいなければ、1〜2分で地下に避難することも可能です。例え時間がかかりそうでも、とにかく地下を目指して避難したいと思います。 爆風:爆風も爆発とほぼ同時 熱線は地上階の建物でも防ぐことは可能だと思いますが、爆心地の衝撃派と爆風の破壊力は想像を絶すると思います。例え地下の1〜2階でも助かるか分かりません。衝撃で押しつぶされてしまう可能性もあります。なので少しでも深さのある地下へ避難したいと思います。 津波:到達時間不明 爆風は東京湾方面に広がるので、大きな津波は千葉市〜君津方面、神奈川は横須賀周辺に押し寄せると思われます。その海水が戻ってくることで、晴海や臨海地域の海面が高くなると思いますが、大きな津波にはならないと思います。 | 熱線:どうしようもありません。 爆風:どうしようもありません。 津波:左記と同 |
東京の霞が関で爆発した場合で東京の丸の内に出かけていた場合のまとめ
東京で爆発して爆心地近くにいた場合、地上にいた場合は建物内でも生存は非常に困難だと思います。
この場合では、Jアラートだけが頼りです。Jアラートが鳴ったら、全力で地下を目指して
避難したいと思います。できれば地下鉄駅などの深い地下施設に。
地域に応じた避難先を考えてみてください
前回まで千葉市の会社にいた場合にJアラートが鳴ったら近くの地下駐車場に避難する予定でしたが、
今回再考した結果、避難はかえって危険が高いと思ったので会社に留まることにしました。
もし千葉にミサイルが落ちたら、避難しなければ完全にアウトですが、、、
是非皆さんも場所に応じた具体的な避難プランを考えてみてください。