シャラポワ薬物で陽性。彼女の弁明をどう評価する?《アンケート》

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M・シャラポワ(28)が薬物検査で陽性と報じられました

健全なイメージの彼女が、、、と思いつつ彼女の会見を見てみると、覚せい剤やマリファナとは違うようです。
使用していたのは「メルドニウム」という薬物で、体調不良になることが多くなったという10年くらい前から使用していたとか。
そのメルドニウムが今年から禁止薬物に指定され、その事を知らなかったシャラポワが検査に引っかかってしまったようです。

国際テニス連盟(ITF)からは、暫定的な出場停止処分を科されることが決定していますが、まだ期間は未定

メルドニウムで陽性が出た場合は、通常1年程度の出場停止になるようですが、彼女の説明が考慮されれば、出場停止期間は全くないか短い期間になる可能性もあるとか。
悪質と判断されることはないと思いますが、その場合は数年間の出場停止になるようです。

輝かしい成績と経歴

M・シャラポワの成績は、
史上10人目の生涯グランドスラム達成者。グランドスラム優勝5回、準優勝5回。2004年WTAツアー選手権優勝。ロンドンオリンピック銀メダリストです。
また慈善活動では、チェルノブイリ原発事故後遺症に苦しむ祖国に10万ドルを寄付しました。
日本では、2011年の東レ・パンパシフィック・オープンで東日本大震災で被災した福島県の中高生を招き、激励もしています。

サクセスストーリーの象徴でもある彼女ですが、今回の過ちは認めているようです。会見では以下のように発言していました。

「全くもって、私自身の責任でプロテニス選手としてのプロフェッショナリズムに欠けることで、非常に大きな過ちを犯してしまいました。ファンの皆さんを落胆させてしまい、4歳からずっと大好きで続けてきたテニスを汚してしまいました。」

リスクを冒しても会見を開きたかった想い

メルドニウムは東ヨーロッパでは、普通に販売されているようですが、自分のステージで違法なものが、どこかの国で合法だからといって罰則が緩くなっては意味がありません。

一流のスポーツ選手が、新たに禁止薬物に指定されたメルドニウムに気付かなかったのは致命的なミスだと思います。彼女の人生で最大のミスかもしれませんね。
国際テニス連盟がどの様に選手側に伝えていたかは分かりませんが、それが不親切なものでも選手側は自ら調査して把握する必要があったと思います。
選手生命を左右しかねないことですから、、、

禁止になるような薬物を10年間使用していた事を告白した事は、彼女の印象としてあまり良くなかったようにも感じます。
少しでも正当性を主張しようと思ったのでしょうが、彼女の輝かしい成績は薬物があったからという誤解を生んでしまいます。
そこには自身のイメージが悪くなるというよりも、少しでも出場停止期間を短くしたいという彼女の想いがあったのかもしれません。

世界的にも多い、スポーツ選手の薬物利用

スポーツ選手は、禁止されていなければ、薬物を使用するのは普通の事なのでしょうか。
周りが皆しているから、自分も、、、となってしまったのでしょうか。

まだ28歳。M・シャラポワの真のスーパープレイに期待したいと思います。
tennis0308