<徹底比較>東京から行くUSJは新幹線・飛行機・夜行バスどれがオススメ?

東京から行くUSJは新幹線と飛行機どちらがオススメ?

東京から大阪のUSJに行く場合の移動手段は何がいいのか、飛行機と新幹線、夜行バスをあらゆる視点から比較検証してみました。

新幹線より飛行機の方が乗ってる時間は短いですが、実際の到着までの移動時間は変わらないというのが結論です。

目次

飛行機・新幹線・夜行バスをあらゆる視点から比較検証

飛行機と新幹線と夜行バスをあらゆる視点から比較検証

東京からUSJに行く場合の、飛行機と新幹線をあらゆる視点から比較検証してみました。

新幹線のぞみ指定席飛行機
※ジェットスターエコノミーStarter運賃
搭乗(乗車)時間と料金の目安2時間30分(東京~新大阪)
14,720円(子供半額、グリーン車は同額)
※「スマートEX」などで予約すると安くできる
1時間30分ほど(成田~関空まで)
約5,000円〜
(子供同額)
※料金は変動します
※早期予約なら4000円程度になる場合もあり
到着場所からの
移動と料金の目安
新大阪駅→ユニバーサルシティ駅
約30分
230円
(子供110円)
関西空港駅→ユニバーサルシティ駅
約1時間30分
1,210円(子供600円)
直行リムジンバス
約70分
1,600円(子供800円)
荷物無料機内持込
7kgまで無料
受託荷物は有料
2,000円〜
変更1回目
無料
1人
3,240円
キャンセル2日前まで
550円
当日・前日
1,910円
不可
オプションで可
快適性座席の空間は広い。
夜遅くの時間帯は、飲酒した乗客もいて騒がしい場合も。
座席の空間は狭い。
新幹線に比べると、機内は静か。

完全に直行便であれば、夜行バスという手もあります。

夜行バスとジェットスターとでは、あまり料金は変わらないようです。

夜行バスの場合
搭乗(乗車)時間と料金の目安8~9時間ほど(東京~USJまで行く便あり)
約6000円~(子供半額の場合あり、東京からUSJへの直行便の場合)
※料金は変動します
※早期予約なら4000円程度になる場合もあり
到着場所からの
移動と料金の目安
USJへ行く便がオススメ
荷物無料
変更利用する夜行バス次第
キャンセル利用する夜行バス次第
快適性座席の空間は利用する夜行バス次第
車内は静か。

夜行バスでも子供を同伴させることは不可能ではありませんが、騒ぎ声や鳴き声が周囲の迷惑になってしまう可能性があるほか、夜行バスでの移動は子供にとってもストレスになりやすいと考えられます。
お子様がいらっしゃるご家庭の場合は、新幹線または飛行機での移動が無難です。

移動時間で比較

新幹線の場合は東京から新大阪まで行き、その後USJの最寄り駅であるユニバーサルシティ駅まで行くことになります。

飛行機の場合は羽田空港や成田空港などの空港から関空まで行き、その後JRでユニバーサルシティ駅まで行きます。

飛行機に乗っている時間は新幹線より短いのですが、関西空港からUSJまでの移動時間が長いので、全体的にはあまり差がありません。

飛行機の場合は搭乗手続きで早めに来ないといけないほか、自宅から空港まで行く必要があるので、むしろ飛行機の方が移動時間が長くなるケースは多いと思われます。

夜行バスの場合は夜遅くに出て朝に着くことになり、約8~9時間ほどかかるので移動時間は長くなります。

ただし東京から大阪に行く(またはその逆)の夜行バスの場合は、便によってはUSJで乗降車ができる便があり便利です。そのため夜行バスを利用する場合は、USJを通る便を選ぶのがおすすめです。

料金で比較

新幹線は土日祝日でも基本料金は変わりませんが、飛行機や夜行バスの場合は季節や曜日、時間等の要因によって料金が変動するので、何がお得になるかはその時の状況次第です。

平日料金と土日料金が倍ぐらい違うこともあるので、仕事や学校等の都合に問題が無ければ、平日に利用すると料金を安く抑えられる傾向にあります。

平日に格安航空LCCや夜行バスを利用すれば、場合によっては片道5000~6000円程度で大阪に行くことができます。また早割等を利用すれば4000円台、土日でも5000~6000円ぐらいでで行けることもありますので、とにかく安く行きたい方にお勧めです。

なお子供がいらっしゃる方の場合は、飛行機の場合子供料金の設定がないので、場合によっては新幹線の方が安くなるケースもあります。

荷物で比較

荷物で比較

飛行機に持ち込める荷物は、身の回り品などを入れたハンドバッグや小型バッグ1つに加え、手荷物1つを持ち込めます。

荷物の重量はANA/JALだとハンドバッグと合わせて10kg以内、ジェットスターやPeachの場合でハンドバッグと合わせて7kg以内となっています。

新幹線の場合はご自身で持ち運びができるのであれば、飛行機では預けられないような重い荷物も持ち込むことは可能です。

飛行機で重い荷物を持ち運ぶこともできますが、上記の重量を超えるものに関しては追加料金が発生します。またこの際の荷物の重さにも制限があります。

多い荷物は宅急便で事前に発送すれば済むことですが、もし荷物が多くて宅急便を利用したくないなら新幹線がオススメです。

日時の変更で比較

新幹線(指定席)の場合は、原則1回目は日時を変更しても手数料がかかりません。

ちなみに自由席ですが、帰りの日曜の夜などは混雑して座れない可能性が高いので、若干料金は高くなりますが指定席(+530円)がオススメです。

ちなみに車掌の許可がもしあれば、乗車後に自由席から指定席に変更する事もできるようです。しかし目の前に空いている席があれば座れるだけなので、予約していた乗客が来た場合はどかなくてはなりません。

もしその時にどの指定席も空いてなければ、お金を払ったのにも関わらず立つしかなくなります。トラブルの原因になるので、車掌に最初から断られる可能性もあります。

飛行機の場合は自由に変更できますが、早割によって申し込んでいる場合は航空券を取り直す必要があり注意が必要です。また、LCCの場合はオプションを利用していない場合は手数料が発生したり、航空券を取り直す必要がある場合が多いです。

例えばジェットスターの場合、基本プランであるStarter運賃だった場合は一人3,300円の手数料が発生してしまいます。

夜行バスの場合はバス会社によりますが、座席に空きがあれば日時変更は可能です。

キャンセル料金で比較

新幹線の場合はキャンセルしても2日前までは340円、直前の場合は特急券料金の30%+340円となり、比較的良心的な価格といえます。自由席だった場合は、払い戻し手数料220円のみです。

飛行機の場合だと、予約をしただけで支払いが済んでいなければキャンセル料は発生しませんが、料金の支払いをしてチケットの購入が済んだ後だと、「取消手数料」や「払戻手数料」が必要になります。

ジェットスターのStarter運賃だった場合は全額戻ってきません。

また航空券によってはキャンセルができないものもあり、たとえばジェットスターの「Startar」運賃の場合だと、キャンセルはできません。ただし上位プランである「Starter Max」や「Starter FlexiBiz」ならキャンセルは可能です。

誰かが風邪をひいたり、急な用事が入ってしまう可能性もあると思います。特にキャンセルの可能性があるような場合は、ジェットスターであればできればオプションの「フレックスBiz」を利用しておくと良いでしょう。

快適性で比較

新幹線の場合、隣に人が居るかどうかにもよりますが、席は普通席であっても比較的ゆったりしていて快適性は高いです。

人数が多い場合は座席を回転させて対面にさせることもできます。

もし自分の前の席の人が背もたれを全開で後方に倒したとしても、たいしてストレスは感じないと思います。

新幹線
新幹線の座席

飛行機の場合、ビジネスクラスであれば間違いなく快適ですが、エコノミークラスの場合は座席幅が狭く足を延ばせないので、快適さは微妙です。

ジェットスターだったらエクストラ・レッグルームというオプションがあり、20cmだけ広くなる座席が選択できますが、1時間30分で大阪に着いてしまうので、20cmの差でどれだけストレスが減らせるかは微妙かもしれません。

ジェットスター
エクストラ・レッグルーム

新幹線の場合は座席を回転させて対面にすることも可能ですし、快適性は良好です。

夜行バスの快適さは利用するバス次第です。座席が広く隣に人が居ないような快適なシートもありますが、この場合料金は高く平日であっても1万円程度がかかります。

快適さを求めると料金はそこまで節約できないことになりますが、ゆったりした席で移動することを第一に考える場合は、夜行バスで移動するのも選択肢です。

一方で安価な夜行バスの場合は、値段はお得ですがシートは一般的な高速バスなどと同じなので、狭くて寝にくかったり、体力を消耗してしまったりする事もあります。

飛行機であれば1~2時間耐えればいいですが、夜行バスの場合移動時間が長いので不安な場合はある程度値段がするものを選ぶか、新幹線又は飛行機で移動する方が良いと思われます。

飛行機・新幹線・夜行バスの比較検証まとめ

比較まとめ

これらの移動手段を簡単にまとめると次の通りです。

値段を重視するなら

飛行機(LCC)または夜行バス(できれば平日)

快適さを重視するなら

新幹線または料金の高い夜行バス

移動時間を重視するなら

飛行機または新幹線

少しでも平日の安い日に行きたいなら飛行機または夜行バスが、移動時間を快適に過ごしたい場合は新幹線がおすすめです。

また、バスの中で寝ることになりますが、夜行バスでも料金がそれなりに高いものであれば、基本的に快適に過ごせます。夜行バスなら確実に座れるというメリットもあります。

関西空港とUSJ間の電車の乗車時間は1時間程度ですが、混雑している場合は当然座れません。

リムジンバスは座席分しか乗車券を発券していないので必ず座れますが、もし混雑すると乗れませんし、乗れても座席がバラバラになってしまう可能性があります。

料金を比較してあまり変わらないようであれば、やはり空間の広い新幹線がオススメです。

2時間30分の乗車時間は長く感じるかもしれませんが、新幹線の中はWiFiを利用できるので、スマホやタブレットで気軽に映画を見ることもできます。

言い換えれば、トータルでの移動時間で優位性がない飛行機は、価格が安くなければ何もメリットが感じられません。

夜行バスは朝の早い時間にUSJに着けるというメリットがあります。USJの開園時間は8時~9時ですので、早めについておけば開園時間から楽しめます。

朝が早すぎる場合は1.5デイズパスを有効利用しよう

1日または2日まるまるUSJを楽しむなら、大阪になるべく早く着く必要がありますが、そうなると夜行バスを利用する場合を除いて朝のかなり早い時間に東京を出発しなければなりません。

新幹線または飛行機を使って、かつ泊りでゆっくり行きたい場合は、昼ぐらいにUSJに着くようにプランを考えると良いでしょう。

この場合は1.5デイスタジオパスがおすすめで、その日の午後3時から翌日までまるまるUSJを楽しむことができ、価格も2デイパスより安くなります。

この際は昼過ぎにUSJに着くようにプランニングし、着いたらホテルにチェックインして荷物を預け、ユニバーサルシティウォークで昼ごはんを食べるのがおすすめです。

ユニバーサルシティウォークには37店舗のレストランがあり、大手の店舗からたこ焼き、551の豚まんといった大阪の名物までそろっています。

1.5デイスタジオパスは15時から出ないと入園できないので、それまでは昼ごはんを食べたり、カフェ等でゆっくりするのが良いです。

夜行バスに乗るなら比較サイトで探そう

夜行バスに乗るなら比較サイトで探そう

夜行バスに乗りたい場合は、夜行バスの比較サイトを利用すると出発予定の日において乗車できる便を全て参照でき、割安なものを選択することもできます。

夜行バス比較サイトでおすすめなのはバスブックマークというサイトで、比較サイトからバスを申し込むこともできます。

バスブックマークでできること
  • 出発地・目的地・日時を指定すれば条件に合ったバスが全て確認できる
  • 4列シート/3列独立などバスタイプの指定も可能
  • 残席の状況がわかる
  • バスの予約ができる

バスブックマークで東京からUSJまで行くバスを探す方法

バスブックマークのページにアクセスし、緑枠内の出発地に「東京」到着日に「大阪」(帰りの場合はその逆)、乗車日に該当する日付を選択します。

続いて下にある「詳しい条件を指定して検索」をクリックします。

すると出発地、到着地においてより細かく場所を指定できるようになりますので、「USJ」を選択します(上記赤枠)。

下側ではシートタイプや設備・サービスの指定も可能です。必要な条件を指定すれば、右下の「検索する」をクリックするとバスの検索が行えます。

検索をすると、その日に該当する条件のバスの一覧が出てきて、時刻や出発地、到着地、、バスの機能、残席数等が表示されます。

また、右下の「予約する」ボタンからバスを予約することもできます。

また、上記の様に検索した月におけるそれぞれの日の最安値の一覧も把握できるので、より安い日がないかを確認することも行えます。

検索の際に選択した日付は赤の背景(下記の場合3月14日)になっています。

飛行機・新幹線・夜行バスそれぞれの旅程プランの一例

飛行機の場合

ANA/JALの場合で7時代の飛行機で出発すれば、8時代に関空に着くことができます。

  • 羽田空港(07:15)→関西国際空港(08:40)(ANA093)
  • 羽田空港(07:30)→関西国際空港(08:55)(JAL221)

なお、羽田空港からはジェットスターやピーチといった大手LCCは運航しておらず、関空に行くには成田空港から行く必要があります。

成田空港から関空にLCCで行く場合は、ジェットスター(JJP201)便に7時発の便があるので、こちらに乗れば8時45分に関空につきます。

移動は乗り換え等の必要がないリムジンバスがおすすめで、20~30分に1本のペースで出ています。9時15分発の始発リムジンバスに乗れば、10時20分にUSJに着きます。

関空から東京に帰る中で遅い便としては、ANA100便(22時25分に出発)があります。LCCで成田空港まで帰る場合は、ジェットスター212便(20時40分発)が最終で、リムジンバスは19時のものに乗る必要があります(関空には20:05に着きます)。

リムジンバスは19時が最終なので、より遅く帰るならユニバーサルシティ駅から電車で関空に向かう必要があります。

22時必ず座れるリムジンバスで帰るなら、念のためさらに早めにUSJを発ちましょう。

バスの往復券を買っておけば大人の場合300円お得になります(片道1,600円、往復2,900円)。
空港リムジンバス

新幹線の場合

朝6時台の新幹線もありますが、7時東京発の「のぞみ203号」の場合だと、9時27分に新大阪に到着します。

新大阪からJRのユニバーサルシティ駅まで移動します。早ければ10時過ぎにはUSJに入園できます。

帰りの最終新幹線は新大阪21時発があります(平日/土日共通)ので、少しギリギリだと20時までUSJに滞在することができそうです。ただしこの場合だと東京に着くのは23時27分という終電も近い時間なので注意してください。

日帰りで行きも帰りも新幹線の場合、滞在時間は長くて9〜10時間程度になります。

全てのアトラクションを乗るのは無理だと思いますが、平日の空いている曜日だったら半分以上は乗れると思います。

またUSJにはエクスプレスがあり、エクスプレスを購入すると待ち時間を短縮できます。

もし1泊するか迷っている場合は、日帰りにすることで浮かせる宿泊代・チケット代・飲食代をエクスプレス購入にまわして1日でUSJを満喫してしまう日帰りプランも良いかもしれません。

夜行バスの場合

夜行バスの場合だとUSJで降車できる便があるので、面倒な乗り換えを考える必要がなく便利です。

夜行バスを利用すると22時~24時に東京を出発し、7~9時頃にUSJに着くことになります。

USJの開園時間は日によって異なりますが、たいてい8時または9時なのでほとんど開園時間からフルに楽しめます。

帰りの夜行バスもUSJから出発するバスがあるので、帰りも夜行バスで帰る場合は、帰りの便も予約しておきましょう。USJを発車するバスは数本あり夜の8~10時ごろに出発しますので、11~12時間ほどはUSJを楽しめます。

USJは公式の開園時間より早く開園する事も多いので、可能であれば7時台に着くバスを選ぶのがおすすめです。

時刻、金額などは2024年3月現在のもので、現在のものとは違う可能性があります。必ずご自身で時刻や運行状況を確認するようにしてください。

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