非現実的な沖縄へのUSJ進出、致命的な問題山積

USJ
沖縄へのUSJ進出が暗礁に乗り上げているようだ。
沖縄には水族館や琉球村などはあるが遊園地はない。
大型遊園地進出には様々な問題がありそうだ。
※以下文章は県外からのお客を想定しています。

課題1:日帰りでは行けない立地 <憂慮度数:★★★★★

候補地の美ら海水族館がある海洋博記念公園は、
那覇空港から車で約2時間のところ。

沖縄は那覇市を中心にモノレールが走っているだけで
鉄道は走っていない。
その道路はというと、片側一斜線の区間が多いので、
今でも行楽シーズンは那覇市〜海洋博記念公園間で渋滞が発生する。
渋滞が発生すると2時間では着かない。

仮に2時間で行けたとして、県外から朝便の飛行機で行ったとする。
9時に那覇空港に到着。そこから直行バスで11時頃現地到着。
うまくいっても入場は昼前頃。
このタイミングで1日有効なパスポート券を購入するのは微妙だ。
半日券が用意されたとしても、
日帰りする場合は搭乗手続きなども考慮すると4時くらいが限界。
そうすると4〜5時間程度しか遊園地に滞在できない。
日帰り客は、ほぼ見込めないだろう。

1泊したとしても、
2日目もフルには遊べない。夜の時間にしか見られないパレードもありそうだが、
上記のとおり遅便だとしても4時くらいが限界だ。
遊園地滞在時間は最長でも7時間程度となってしまう。

1日フルに滞在するには、2泊で行くしかない。

USJもディズニーも入場者の大半は日帰り客

この時点でもはや、、、

課題2:料金 <憂慮度数:★★★★☆>

課題1の通り、泊まりで行った場合で発生するだいたいの支出は以下のとおり。

飛行機代:片道1万円、往復2万円
宿泊費:1泊1万円
チケット代:5000円
バス代:片道2000円、往復4000円

一泊だとしても一人で3万9000円
カップルだったら7万8000円
家族3人だったら11万7000円

もちろん飲食など他にも支出は出てくるだろう。

課題3:集客力 <憂慮度数:★★★☆☆>

USJ進出と謳われているが、沖縄では名称にUSJが付かない。
というのもアトラクションで映画を題材にすると高い版権料が発生してしまうからだ。
なのでジョーズやスパイダーマン、ジュラシックパークといった
海外の映画を題材に使う予定は既にないという。

今のUSJとは大きく異なるイメージになるだろう。
イメージ的には富士急ハイランドや読売ランド、
大阪だったらひらかたパークだろうか。
当然今のUSJに比べたら来場者数は減少するだろう。

課題4:グッズによる収益 <憂慮度数:★★★☆☆>

USJなどはグッズによる収入も、大きな収益となっている。
しかし知名度のある映画キャラなどが使えないとなると、
グッズとしての魅力は一気に半減してしまうだろう。
県外からの割高な輸送コストも考慮すると利益率は低くなる。
輸送コスト高は、飲食にも言えることだ。

課題5:人件費(工事・運営) <憂慮度数:★★★☆☆>

USJの従業員数は8380名(2015年3月時点、本部含)
※富士急ハイランドの場合300名もいない。

沖縄県の今の人口は143万人。
65歳以上や中学生以下を除くと100万人程度か。

また、USJができれば周辺のホテルや施設も
今以上に多くの人手が必要になる。
従業員の奪い合いになり、
シーズンは県外からも募集する必要もありそうだ。

また候補地周辺には住める住居が少ない
そうなると都市部の那覇市などから通う人が多くなる。
那覇市からは片道2時間、バス代でも片道2000円前後。
自家用車で通勤してもらっても約90kmの距離なので、
リッター10kmだとしても片道のガソリン代は900円(レギュラー)、往復は1800円だ。
これらの交通費を負担することになる。
駐車場も問題だ。従業員用の大型バスを何台も手配するのは難しいだろう。
鉄道がないので、全ての人がバスか車、またはバイクか自転車になる。
大半が自家用車となるだろうが、その車を駐められる駐車場を確保する必要がある。
かなりの台数分を用意する必要があるだろう。
大阪にはないコスト高な要因だ。

これは工事時にも言える。
工事が実現したら、県内だけの業者では足りない。
県外から集める必要がある。
県外から集めた場合、宿泊施設の確保も必要で、
プレハブなどを多数建てる必要が出てくる。
工期も通常に比べ長くなるだろう。

課題6:宿泊 <憂慮度数:☆☆☆☆>

ホテルなどは那覇市まで行けば多少は多くなるが、
候補地周辺には少ない。USJが進出すれば
ホテルも追随するだろうし、民泊も可能になるかもしれない。

しかし追いつかない場合は、
泊まる場所がなくて、行きたくても行けない
などとなるかもしれない。

その他:タイミング <憂慮度数:☆☆☆☆>
かきいれ時の東京オリンピックまでオープンできない。

その他:キャラクターが暑い時期に着ぐるみを着ると危険だ
その他:台風対策、日射対策

良い材料もなくはない。
良い材料:土地代が都市部に比べ安価
良い材料:1年間通して気候が温暖

もしできたら行きたい気持ちはあります。

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