4日、いたたまれない事件が報じられました。
AKB48の姉妹グループで中国上海に拠点をおくSNH48の
タン・アンチーさん(23)が大やけどを負い、
集中治療室で治療を受けているという。
報道によると、タン・アンチーさんは1日に友人と喫茶店を訪れました。
そのときに友人と口論になってしまい、
自身で着けたライターの火が何かの拍子に
自身の衣服に燃え移ってしまったそうです。
全身の約80%に火傷を負い、危険な状態といわれています。
人間は皮膚の70%以上を火傷すると、かなり危険だとか、、、
すぐ近くにある危険
煽るわけではありませんが、今回のような事件は
私たちの普段の生活でも十分発生する可能性があります。
それは私達の衣服には当たり前のように
『燃えやすい素材』が使われているからです。
(財)日本衣料管理協会「繊維製品の苦情処理ガイド」から
分類 | 燃焼の状態 | 繊維の種類 | |
易燃性 | 炎をあげて速やかに燃え上がり、わずかに灰を残す | キュプラ、レーヨン、綿 | |
溶融しながら炎を出して速やかに燃え、黒い塊状の灰を残す | アセテート、トリアセテート、ベンゾエート、アクリル、プロミックス、ビニロン | ||
可燃性 | 炎の広がりはゆるやかで徐々に燃焼する | 溶融しながら燃焼 | ポリエステル、ナイロン |
縮れながら燃焼 | 絹、毛 | ||
難燃性 | 炎に触れている間は燃えるか焦げるが、炎を遠ざけるとすぐ消える | 改質ポリエステル、アクリル系・フェノール系繊維、ポリ塩化ビニル、ポリク |
火傷は最短で、わずか20秒の間に皮膚が火を受けただけでも起こるようです。
もし一瞬で燃え広がってしまえば、すぐに消すのは難しいでしょう。
なるべく燃えにくい素材を選ぶにこしたことはありませんが、
難炎や防炎の素材だったら尚良いと思います。
事故が起きてしまうシーン
事故が起きるシーンで最も多いのは
「炊事をしているとき」で、
次いで
「たばこを吸っているとき」あるいは「喫煙直後」となり、
それぞれ全体の約3割を占めるそうです。
着衣着火の元となった商品は、
「ガスコンロ」など調理器具が多く、
「ライター」「花火」「ローソク」と続きます。
生地の素材を全て把握するのは難しいかもしれません。
素材に関わらず、
上記のような場所や道具を扱うときは注意が必要です。
幼稚園(保育園)や小学校入学時に用意する巾着袋も
入園入学時には、巾着袋や色々な袋を用意しなくてはなりません。
手作りする家庭もありますし、購入される家庭もあると思います。
道端にはライターが落ちていることもありますが、
子どもの場合、燃えてしまったら
自分たちで消すのはほぼ不可能です。
もし手作りされる場合は、生地の種類にも注意したいです。
また最近はコスプレする方が増えていますが、
コスプレ衣装の素材も同じように注意した方が良いと思います。
デザインや質感などが重視されてしまい、
素材などは何でも構わないという方が多いように感じます。
こんな便利アイテム発見
雨の日は防水スプレーを使うことがあると思いますが、
防炎スプレーも存在しました。
しかも一度吹きかけたら数年単位効果が持続するようです。
効果もこの動画を見たら驚きです。
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無色無臭、価格は少し高いですが、
取材も色々受けているようで、これだったら安全そうです。
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