40歳を過ぎたら始めたい「エンディングノート」のすすめ

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お葬式について考えることなんて、若かったり身近に万が一のことがない限りありませんよね。
むしろ「縁起でもない!」なんて怒る人もいるかもしれません。
でも、実際は万が一の事態になってから、数時間のうちにお葬式について決めなければなりません。
お葬式にかかる費用は数十万から場合によっては数百万
なんの予備知識もないままたった数時間のうちに適切な葬儀会社を判断し、準備すること、できますか?

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約5割が死去後、2時間以内に葬儀会社を決定

少し前の調査になりますが、2014年に発表された鎌倉新書「第1回お葬式に関する全国調査」によると、全体の約5割がなんと死去後2時間のうちに葬儀会社を決めていることがわかりました。
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そのなかの約半数が「生前に故人と葬儀会社を決めていた」と回答しています。

葬儀社選びで不安だったことは「費用」

一方で「葬儀社選びで不安だったことは?」という問いに対しては、1位が「葬儀の価格水準(41,7%)」、2位が「追加費用(35.6%)」と、価格についての不安が上位2つを占める結果となっています。
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お葬式を行うことは人生で一度、経験するかしないか。
大切な方が亡くなって悲しみにくれる間も無く、2時間のうちにお葬式について決めなければならず、しかもその費用がいくらかかるのかもわからないとなると、不安は増すばかりですよね。

費用の目安は葬儀会社の自動見積もりシステムが便利

今ではたくさんの葬儀会社がインターネットで価格を出しています。
葬儀会社によっては自動でだいたいの金額を算出してくれる見積もりシステムを導入しているところもあるので、おおよその目安を掴むには便利です。
価格的な目安がわかれば、不安も少しは和らぐでしょう。

また、自分の両親、あるいは自分自身が元気なうちに、どんなお葬式にすればいいのか、呼びたい人はいるのか、お墓はどうするのか、など話す機会を設けることも大切です。

エンディングノートは治療に関する考え方ものこせる

そのきっかけの1つとして「エンディングノート」を使うのもいいと思います。
エンディングノートのなかには、お葬式だけでなく「終末医療」の考え方や、「もし認知症などになってしまったらどうしてほしいか」「家族へのメッセージ」など、様々な項目を書き留めておけるタイプのものもあります。

エンディングノートはいつ書き始めるべきというルールはありません。
二十歳の記念に、家族を持ったら、両親が60歳を超えたから、などいつでも良いのです。
例えば様々な病気のリスクが高まる40歳という年齢も目安の1つとなるでしょう。
ただ、病気になってからでは家族であってもなかなか話し合うことは難しいもの。
何度書き直してもいい、メモ書き程度の感覚から始めてみてはいかがでしょうか。

グラフ出典:鎌倉新書(調査対象:全国の40歳以上の男女で、直近2年半以内に葬儀の運営に携わった方。有効回答数:1,847件)

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